金利の相場ってどのくらい?株、債券、保険、不動産、ローンの金利相場は?

マネーリテラシー

ある程度の金利の相場っていうのを分かっていないと、その商品やローンを組むときにそれが妥当なのかどうなのか判断しかねることになります。

各分野ごとの相場の金利や利回りの相場はどの程度なのか参考程度に図解で解説します。

まずはザックリとした金利相場を知っていきましょう。

記事の内容

・相場を知る必要性について
・株,、債券、不動産投資、保険、ローンなどの金利や利回りがどのくらいなのかを解説

相場を知る必要性

金融の世界だけに限ったことではないですが、どの分野においても市場の相場というものがあります。

この相場を知らなければそれが高いのか安いのかも判断しづらくなります。特にお金の世界では相場が複雑です。

金利は、株、債券、不動産、保険、ローンなどあらゆる面で関係してくるので、ある程度の相場を知っておいたほうが良いでしょう。

ぷーちゃん
ぷーちゃん

たしかにお金を借りるときって何%くらいが相場なんだって分からないと、それが適正なのかどうかも分からないねw

人生で損しないためにも金利の相場を知っておくことが重要になってきます。

投資詐欺などで騙されてしまう要因のひとつとして、相場を知らないが故に他人の話を鵜呑みにしてしまうことも考えられます。

分野別の金利、利回りの相場

金融商品によっても利回りや、金利の相場が違ってきます。なので参考程度で良いのでこの分野ではだいたいこのくらいの利回り、金利なんだなってことを把握しておきましょう。

株式投資の利回り

株式投資の利回りは3~5%前後が現実的な範囲とも言えます。ただし、この利回りは長期間運用してこのくらいの利回りになるということです。

株式投資の場合どのような投資をするかによって利回りが変動します。積立て投資をして長期間運用すれば上記の利回りになってくるイメージをしておけばよいでしょう。

ちなみにGPIFは年利回り2%前後で運用されています。

※GPIFとは年金の積み立てを運用している行政法人のこと

◇投資の神様ウォーレン・バフェットの利回り◇

投資の神様の運用利回りは20%強くらいと言われています。これも長期間でみたら年間平均でという意味になります。

投資の神様でさえ20%なのですから、これ以上な利回り商品があれば詐欺的なものかもしれませんね。

株式投資の利回り

・投資の神様でさえ年想定利回り20%
・世界株式インデックスに長期投資した場合3~5%の利回りは現実的な範囲

債券の金利

債券は株式と比べてリスクが少ないので、株式投資よりも金利が低いです。債券の金利の相場はその時々の景気や政策によって変動します。

ちなみに日本国債の金利は、0.02%前後というかほぼ0金利になっています。

※個人向け国債は金利が0.05%最低保障されています。

今は世界で低金利の傾向が続いているので米国でも0.9%前後で推移しています。

国が発行する国債より、会社が発行する社債のほうが金利が高めになっています。

ぷーちゃん
ぷーちゃん

何故社債の方が金利が高めなんじゃ??

ぷんた号
ぷんた号
 

国と会社どちらが返済してもらえないリスクがあるかな?

国よりも会社の方が破綻リスクが高いので、金利が高めになります。ということはリスクが低い債券の金利は低くなります。

債券の金利

・債券は金融商品の中で比較的安全な資産なので金利が株式よりも低い
・先進国の国債利回り0%~1%前後
・債券の金利は、銀行の預金金利よりも少し良いくらいとイメージしておきましょう。

不動産投資の表面利回り

ここでは満室になった時の収益を前提とした表面利回りで見ていきます。

不動産投資の利回りは地域によって変わってきます。

◇都心部での利回り◇

都心部では物件価額が高い分利回りは低くなりますが、人口も多く入居率が高く保たれやすいという傾向にあります。

イメージとしては4~5%くらいをイメージしておきましょう。

◇地方での利回り◇

地方部では物件価額が低い分利回りは高くなりますが、人口も少なく入居率が低くなってしまう傾向にあります。

地方での利回りは8%~15%くらいをイメージしておきましょう。

ぷんた号
ぷんた号

不動産投資は物件価額と入居率を考えて利回りを見る必要はあります!

不動産投資の利回り

・都心部では利回り4~5%、地方では8~15%くらいをイメージしておきましょう。

保険の積み立て利率

積立保険の利率は保険料の全部ではなく積み立てられている部分に対して掛かっている利率のことを言います。

例えば1%の積立保険を毎月2万円払っていたとしても、保険料全部に1%掛かっているわけではないということになります。

◇円建ての積立保険の利率◇

保険会社によって多少違いはありますが、0.1%~0.3%前後というイメージを持っておきましょう。保険の積み立て利率はその時々の金利情勢によって変わってきます。

保険会社は安定な利回りを確保するため、国債など比較的安全な資産で運用するので国債の金利が低い状態だと収益が出づらくなり、積み立て利率も低くなってしまう傾向にあります。

バブルの頃は金利も高かったので積み立て利率は4~6%という時代もありました。いわゆるお宝保険ってやつです。

◇外貨建て積立保険の利率◇

こちらは外貨で運用し米国債など金利が高い商品で運用するため円建てよりも利率が高くなります。

ですが海外の商品を運用するには円から外貨に交換する必要があり、為替リスクが発生するのでその負担は契約者が負うことになることに注意が必要です。

外貨建て積み立ての利率は1.5%~3%前後というイメージを持っておきましょう。

ぷんた号
ぷんた号

保険の積立て利率はその時々の金利によって左右されます。

積立保険の利率

・円建ての積立利率は0.1%~0.3%前後、外貨建ての積立利率は1.5%~3%前後!
・商品によっては契約時の利率がずっと適用されるので、低金利時代だと魅力がない

各種ローンの金利相場

お金を借りる際は金利が発生します。ローンの種類によって金利が変わってきます。

◇住宅ローン◇

固定金利・・・1.3%前後

変動金利・・・0.5%前後

◇クレジットカード◇

キャッシング・・・15%~18%

分割払い・・・手数料という表現をしますが実質金利でみると12%~15%前後

リボ払い・・・15%前後

◇車ローン◇

銀行車ローン・・・3%前後

ディーラーローン・・・5~10%前後

ローンの金利

・ローンの場合は担保の有無、審査の有無、金額や期間の長さによって金利が変わってきます。

まとめ図解

細かな条件で金利や利回りが変動してしまうこともありますが、相場があまり分からない人はザックリこのくらいなイメージをしておきましょう。

もしこの数字とあまりにかけ離れていれば、何か理由があることに気づくかもしれません。

相場を知らなければ、相手の言いなりになってしまいがちです。少しでもリスクを減らすためにも相場を知ることは大切なことになります。

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